Category:歯科関連腫瘍

歯科関連腫瘍の原因

ウサギの膿瘍を引き起こす原因は

  1. 歯冠、歯根の伸長と歯周炎により発生する根尖周囲膿瘍。
  2. 伸張した歯冠の口腔粘膜への穿孔。
  3. 異物の穿孔創(例:ほかの動物による咬傷など)のように大きく3つにわけられます。

3、は犬猫の膿瘍に比べるとはるかに少なく、1、2が主要です。

特徴的な歯根部(無根歯常生歯)

ウサギの根尖(歯根の先端)は広く開放し、エナメル質、象牙質、セメント質などを形成する細胞が常に分化し各組織を形成し続けています。

一生涯を通して歯が萌出できるという優れた特徴の反面、細胞分化部位は脆弱です。

解剖学的構造

大切歯のエナメル質は片刃剃刀が湾曲したような構造で唇側のみにあります。

磨耗速度の違いにより常に鋭角な歯の先端を得ることができる一方、角度が鋭角になり過ぎると歯根部に負担をかけます。

白歯では象牙質の歯冠周囲をエナメル質が覆い、その外側をさらにセメント質が覆っています。

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執筆者

水前寺公園ペットクリニック院長

うさぎの病院、水前寺公園ペットクリニック院長 中田至郎

学歴

  • 熊本市立桜山中学校 卒
  • 私立真和高等学校 卒
  • 麻布大学獣医学部獣医学科 卒
  • 熊本大学医学教育部博士課程 卒業(医学博士)

所属等

  • 熊本臨床獣医師研究会
  • 一般社団法人 日本獣医エキゾチック動物学会 理事
  • 九州エキゾチック動物臨床研究会 会長
  • 日本獣医皮膚科学会
  • 公益財団法人「人と動物の会」
  • 麻酔外科学会
  • エキゾチックペットセーバーインストラクター(資格団体:一般社団法人日本国際動物救命救急協会)
  • 鹿児島大学共同獣医学部付属動物病院パートナー病院

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