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Category:歯科関連腫瘍

2021年10月12日
歯科関連膿瘍の分類と治療2

Ⅲ型の治療

Ⅲ型は、固着骨病変型である。口腔への排膿がみられることがあります。

X線検査で根失の炎症や歯槽骨膜炎、根尖の腫大などからの波及、波及部位がわります。

触診にて膿瘍の組織固着度は強固で、外科的に取り除くのは容易ではないです。

臨床症状は疼痛がある場合もあり、食欲も低下しています。

治療のポイントは、どの段階でどの治療が必要なのかの見極めをしっかり行い、可能なかぎり多くの浸出液、壊死組織片、感染組織を除去し、原因を探索することです。

切開。排膿、洗浄(ポビドンヨード、酸性水、AP水、オゾン水)を行い、必要に応じて追加の治療を行います。

追加治療の例

・ドレーン設置

·創傷治癒促進材(アイプクリーム”、ベテキチン’)

·高浸透圧治療(砂糖、はちみつ)”

・抗菌薬(ゲンタマイシン局所注射、PMMA*’)

・膿瘍の発生原因部位の焼絡(レーザー、カルシペックス)

カルシペックスによるⅢ型治療

膿瘍壁を全摘またはできるだけ取り除き、その後カルシペックスを注入します。

カルシペックスは皮下組織に直接接触し、組織壊死を引き起こします。

まれに疼痛を起こすことがあります。

当院では以下のように行っています。

膿瘍壁を皮膚側の部分のみ蓋を取るように切り取る

膿癌壁と皮膚を縫い合わせ、膿瘍を滅菌綿棒で慎重に取り除く。

洗浄し膿瘍の発生原因部位を確認しそこの中心にカルシペックスを注入する

膿瘍の発生原因部位の病態は一度の注入で必ず落ち着くわけではありません。

Ⅳ型の治療

IV型は骨病変重度型です。

重度の骨膜炎を伴い頭部X線検査では骨の融解や増生を認めます。

骨病変進行時はI、Ⅱ、Ⅲ型それぞれの病態と比較して進行速度が速いことが多いです。視診·触診にて明らかな骨形態の変形を認めます。

臨床症状は、落痛は無痛から激痛を伴うものまであり、食欲は低下する、もしくは廃絶します。

治療のポイントは、健康状態の改善を第一に考え、疼痛管理が重要です。

外科的治療では、可能なかぎり多くの浸出液、壊死組織片、感染組織の除去を行うために、I型より進んだ療法を伴う場合があります。

根本原因の除去を目指す一方で、対症療法や予後を考慮します。

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執筆者

水前寺公園ペットクリニック院長

うさぎの病院、水前寺公園ペットクリニック院長 中田至郎

学歴

  • 熊本市立桜山中学校 卒
  • 私立真和高等学校 卒
  • 麻布大学獣医学部獣医学科 卒
  • 熊本大学医学教育部博士課程 卒業(医学博士)

所属等

  • 熊本臨床獣医師研究会
  • 一般社団法人 日本獣医エキゾチック動物学会 理事
  • 九州エキゾチック動物臨床研究会 会長
  • 日本獣医皮膚科学会
  • 公益財団法人「人と動物の会」
  • 麻酔外科学会
  • エキゾチックペットセーバーインストラクター(資格団体:一般社団法人日本国際動物救命救急協会)
  • 鹿児島大学共同獣医学部付属動物病院パートナー病院

詳しい経歴はこちら

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