ウサギの脱毛特集

ウサギの脱毛は臨床上頻繁に遺遇します。ウサギは身体のほとんどが被毛で覆われており、かつよく皮膚が伸張するため、脱毛を含む皮膚疾患が見逃されるケースも多いです。

脱毛は二次的に生じることが多く.脱毛のみの治療を行っても改善がみられない場合もあります。さらに基礎疾患そのものが悪化している場合もみられるため、脱毛だけに目をとられず、脱毛を引き起こす基礎疾患を明らかにする必要があります。

ウサギの脱毛は、生理的な場合(非皮膚疾患)と、病的な場合(皮膚疾患)が存在する。

なかには生理的な脱毛を“皮膚疾患”と思う飼い主も存在し、我々獣医師も“皮膚疾患”と先入観をもって診察してしまう場合も多いと思われます。

今回、ウサギ特有の形態生態による脱毛について述べるとともに、脱毛を引き起こす疾患として、細菌性真菌性疾患、寄生虫疾患、腫揚性膿癌性疾患に分類し解説を行いたいと思います。

ウサギ特有の形態·生態による脱毛

ウサギは犬·猫などの動物と違い、特有の形態、生態を有します。

これにより、脱毛を伴う皮膚疾患が引き起こされることがあります。

それぞれについて解説を行いたいと思います。

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