Category:呼吸器疾患

トレポネーマ症、ウサギ梅毒

ウサギのトレポネーマ症は鼻と唇に病変が起こる増殖性、落屑性の皮膚疾患です。進行した症状では明らかにそれとわかるが、初期の症状では鼻汁の跡や鼻垢と見分けがつかないです。また皮膚糸状菌症と誤診されることがあります。

確定診断には皮膚の生検材料をとり、銀染色を行います。微生物を同定するために病変部の皮膚スワブを暗視野顕微鏡で観察します。非常に特異性のあるRPR法(迅速プラズマレアギン法)などの検査も有用です。

トレポネーマ症の推定的な診断は治療に対する反応から可能です。推奨されるプロトコールは、1週間間隔でペニシリンを3回投与する方法です。多くの文献では国際単位(IU)でペニシリンの投与量を記載しており、ペニシリン1mgあたり1、000IUである。42、000IU/kgの投与量が、しばしば引用されます。ウサギへのペニシリンの非経口投与は抗菌薬関連性大腸炎のわずかな危険性を伴うが、一般的には安全であるとされるが私は多用していないです。

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執筆者

水前寺公園ペットクリニック院長

うさぎの病院、水前寺公園ペットクリニック院長 中田至郎

学歴

  • 熊本市立桜山中学校 卒
  • 私立真和高等学校 卒
  • 麻布大学獣医学部獣医学科 卒
  • 熊本大学医学教育部博士課程 卒業(医学博士)

所属等

  • 熊本臨床獣医師研究会
  • 一般社団法人 日本獣医エキゾチック動物学会 理事
  • 九州エキゾチック動物臨床研究会 会長
  • 日本獣医皮膚科学会
  • 公益財団法人「人と動物の会」
  • 麻酔外科学会
  • エキゾチックペットセーバーインストラクター(資格団体:一般社団法人日本国際動物救命救急協会)
  • 鹿児島大学共同獣医学部付属動物病院パートナー病院

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