Category:呼吸器疾患

2021年6月30日
胸腔

左右の肺は前-中·後業に分かれており、右肺には副葉があります。

胸腔は小さく、心臓は頭側に寄り、胸郭前口。すなわち胸腔入口近くに位置しています。

また、心底周囲から胸郭前口にかけては、しばしば胸腔内脂肪がついており、また、胸腺がみられます。

ウサギの胸腺は退行しないとの記載があるが、私の観察では、ウサギの胸腺も、犬などと同様に、生後、脂肪に置き換わり、中心に胸腺が残るようです。このように胸腔内脂肪の存在や心臓、胸腺により、胸郭の頭側にはごく小さなX線透過領域しかないです。

大や猫に比べて、肺野は狭く、心臓は前方に位置しているようにみえます。

大や猫の心臓は、ラテラル像ではほぼ第三助骨から第六助骨(あるいは第六肋間)の範囲にあり、ウサギの心臓も同様な範囲にみられます。

しかし、犬や猫と比べ、ウサギの場合、前位肋骨の間隙が狭いため、胸郭内の心臓の位置は、頭側に寄っているようにみえます。

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執筆者

水前寺公園ペットクリニック院長

うさぎの病院、水前寺公園ペットクリニック院長 中田至郎

学歴

  • 熊本市立桜山中学校 卒
  • 私立真和高等学校 卒
  • 麻布大学獣医学部獣医学科 卒
  • 熊本大学医学教育部博士課程 卒業(医学博士)

所属等

  • 熊本臨床獣医師研究会
  • 一般社団法人 日本獣医エキゾチック動物学会 理事
  • 九州エキゾチック動物臨床研究会 会長
  • 日本獣医皮膚科学会
  • 公益財団法人「人と動物の会」
  • 麻酔外科学会
  • エキゾチックペットセーバーインストラクター(資格団体:一般社団法人日本国際動物救命救急協会)
  • 鹿児島大学共同獣医学部付属動物病院パートナー病院

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