ウサギ梅毒

Treponemaparaluiscuniculiの感染が原因です。

本症は生殖器疾患であるが、肌門や顔面部に痴皮がみられる場合が多いです。

本症は人獣共通感染症ではないです。

感染経路は交尾感染、垂直感染であり、不顕性感染も多くみられます。

症状は鼻や口唇、眼験、外部生殖器の粘膜皮膚移行部から病変が始まり、最初は充血と浮腫がみられ、次に紅斑性の丘疹が出現し、表面に痴皮病変を形成します。

また、脱毛がみられることもあります。

本症例は、特徴的な臨床症状のみで仮診断し治療を開始することもあります。

抗体検査は、RPR(rapidplasmareagin)テストキットを用いることも可能です。

被検血清と反応させると、抗体が存在する場合に炭素粒子の凝集が生し、カード上で陽性像として肉眼で観察されます。

ただし、不顕性感染の個体も多いため、陽性の場合でも確定診断とはならないです。

治療

多くの症例ではクロラムフェニコールの投与で改善がみられます。

通常1~2週間で病変が消失するが、病変消失後2週間は投薬を継続したほうがよいです。治療を早期に中断すると再発しやすいです。

ペニシリンの投役与も有効であるが、腸内細菌が破壊される恐れもあります。

よって、筆者はほとんどの症例においてクロラムフェニコールを使用します。

主な鑑別診断

  • 耳ダニ
  • 接触性皮膚炎
  • 膿皮症
  • 皮膚糸状菌症など

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