その他の脱毛

時として、思いがけない原因により脱毛を伴う皮膚疾患がみられる場合があります。少例ではあるが、解説を行います。

1.輪ゴムによる脱毛

鱗脱毛を主訴に来院した症例において、触診を行ったところ、体幹部に輪ゴムが巻きついていました。

どのような原因で輪ゴムが身体に巻きついたかは不明ですが、室内飼育のウサギでは思いがけない原因での脱毛がみられる場合があるため、丁寧な触診が必要となります。

2.左右対称性の脱毛(肝疾患に起因)

左右対称性の脱毛がみられた症例において、剖検後に肝臓疾患(ヒトの自己免疫性肝炎と類似)がみられたとの報告もあります。

この症例では、生前の検査にて寄生虫疾患などは除外されています。

ウサギにおいても犬や猫、その他の動物と同様にさまざまな皮膚疾患が存在します。

また、ウサギは正常な状態にあっても皮膚疾患と誤認識されることがあります。

よって、ウサギの皮膚疾患を診察する場合は、換毛などの非皮膚疾患との鑑別を行うとともにウサギ特有の形態生態を理解しながら診察を行わなければならないです。

SNS Share