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Category:呼吸器疾患

2021年7月17日
超音波検査・病理検査

超音波検査

超音波検査は肺および胸膜の腫瘤を診断するのに有用であり、また生検検体の採取または吸引の際のガイドとしても役立ちます。横隔膜側の腫樹は摘出することができますが、心臓の位置がじゃまになり生検や吸引は非常に難しいです。また超音波検査は胸膜彦出を調べるのに有用ですが、胸腔の脂肪が糸状構造物を形成し、これが線維性構造物または肉芽腫様組織と誤られる可能性があることに注意が必要です。

病理検査

(1)鼻腔内生検(ストロー生検)

ウサギでは、鼻道にかぎりバイオプシーができます。副鼻腔にはストローを挿入できないです。腹鼻甲介と重なる部位には抵抗感がありますが、その後はスムーズです。

鼻腔内をストローが通常横に動くことはないですが、横に動く場合は副鼻腔領域の損傷です。

(2)肺実質のバイオプシー検査

肺実質ではバイオプシーが有効な検査ですが、熟練の保定者および麻酔の管理が必要です。

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執筆者

水前寺公園ペットクリニック院長

うさぎの病院、水前寺公園ペットクリニック院長 中田至郎

学歴

  • 熊本市立桜山中学校 卒
  • 私立真和高等学校 卒
  • 麻布大学獣医学部獣医学科 卒
  • 熊本大学医学教育部博士課程 卒業(医学博士)

所属等

  • 熊本臨床獣医師研究会
  • 一般社団法人 日本獣医エキゾチック動物学会 理事
  • 九州エキゾチック動物臨床研究会 会長
  • 日本獣医皮膚科学会
  • 公益財団法人「人と動物の会」
  • 麻酔外科学会
  • エキゾチックペットセーバーインストラクター(資格団体:一般社団法人日本国際動物救命救急協会)
  • 鹿児島大学共同獣医学部付属動物病院パートナー病院

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