x線検査

(1)頭部X線検査

募腔領域は解剖生理の項で示しました。デジタルX線の活用により拡大、コントラストの変化により細部まで判断することが可能となってきています。気道(鼻腔)、鼻甲介

鼻甲介洞、上顎洞.鼻涙管、切歯、前臼歯の部位を理解します。気管のX線写真を撮るにはウサギを保定するために鎮静または全身麻酔が必要とされます。

(2)胸部X線検査

ウサギのX線撮影には鎮静をかけるのが好ましいが、患者の呼吸が著しく悪い場合にはこれは望ましくないです。

まずはじめに背腹方向の胸部撮影のみを行うのがよいです。

ラテラル像の撮影では前肢と肺野の重なりを最小限にするために、前肢をできるかぎり前方へと引くといいです。肺野における腫場陰影、膿瘍、胸腺腫、進行した転移性生腫瘍。

あるいは心肥大や気管の挙上、肺水腫、胸水などの異常所見が得られます。

胸部X線の読影には困難も多いです。ウサギは成熱しても胸腺が退縮せずX線不透過性になるため、心臓の頭側縁、肺組織の判断も困難です。前縦隔洞の腫場や心臓周囲の脂肪が心肥大にみえることがあるので注意が必要です。簡易的には、コントラストを変えて診断を行うことも一部可能です。

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