Category:脱毛

2021年4月27日
口腔内疾患

ウサギにおいて好発する歯牙疾患である自歯過長症では、白歯の違和感や柊痛により続発して流涎が発生し、これにより口周囲(とくに下類)に湿性皮膚炎が発生します。

さらに、その違和感により口周囲を両前肢でこすることで延が付着し、前肢においても湿性皮膚炎が生じ、脱毛が発現することがあります。

治療

口周囲や前肢に皮膚炎がみられる場合には皮膚炎の治療とともに、基礎疾患を確認するための口腔内検査も必須となります。

口腔内疾患は、完治不可能な場合も多いため、しっかりとインフォームド·コンセントを行うとともに、痛みに対する治療も必要となります。

主な鑑別診断

  • 流涙(上部気道疾患、鼻涙管の通過障害)
  • 流誕(飲水による肉垂の湿り、歯牙疾患以外のロ腔損傷や膿場)
  • 湿性皮膚炎
  • 口腔内腫瘤物
  • 下顎の分泌腺など

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執筆者

水前寺公園ペットクリニック院長

うさぎの病院、水前寺公園ペットクリニック院長 中田至郎

学歴

  • 熊本市立桜山中学校 卒
  • 私立真和高等学校 卒
  • 麻布大学獣医学部獣医学科 卒
  • 熊本大学医学教育部博士課程 卒業(医学博士)

所属等

  • 熊本臨床獣医師研究会
  • 一般社団法人 日本獣医エキゾチック動物学会 理事
  • 九州エキゾチック動物臨床研究会 会長
  • 日本獣医皮膚科学会
  • 公益財団法人「人と動物の会」
  • 麻酔外科学会
  • エキゾチックペットセーバーインストラクター(資格団体:一般社団法人日本国際動物救命救急協会)
  • 鹿児島大学共同獣医学部付属動物病院パートナー病院

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