Category:脱毛

2021年5月12日
肉垂・耳・皮膚伸張

ウサギの雌にみられる特徴的な所見となります。

飲水の際に肉垂が濡れて湿性皮膚炎が発生することもあるため、注意が必要です。

偽妊娠時の巣作り行動により顎下の抜毛がみられることがあるが、この行為が過剰となり自傷行為に移行する例も多いです。

子宮卵巣摘出によりこの行為の改善がみられる場合があります。

主な鑑別診断

  • 湿性皮膚炎(飲水時の肉垂への水の付着)
  • 歯牙疾患による流延
  • 肥満など

ウサギの耳は血管が豊富であり、体温調節を行う場所であるため、正常でも被毛がやや薄い傾向になります。

これを脱毛と間違えないように注意が必要です。

ウサギの耳は真上から見る、と被毛部とやや薄い部分がありますが、これも正常です。

皮膚伸張

ウサギの皮膚はよく伸張するため、皮膚疾患や脱毛、または換毛などが見えづらいことが多いです。

このため、身体検査は細部まで行う必要があります。

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執筆者

水前寺公園ペットクリニック院長

うさぎの病院、水前寺公園ペットクリニック院長 中田至郎

学歴

  • 熊本市立桜山中学校 卒
  • 私立真和高等学校 卒
  • 麻布大学獣医学部獣医学科 卒
  • 熊本大学医学教育部博士課程 卒業(医学博士)

所属等

  • 熊本臨床獣医師研究会
  • 一般社団法人 日本獣医エキゾチック動物学会 理事
  • 九州エキゾチック動物臨床研究会 会長
  • 日本獣医皮膚科学会
  • 公益財団法人「人と動物の会」
  • 麻酔外科学会
  • エキゾチックペットセーバーインストラクター(資格団体:一般社団法人日本国際動物救命救急協会)
  • 鹿児島大学共同獣医学部付属動物病院パートナー病院

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