ハエウジ症

ハエウジ症は、多くは自由生活性のハエ類の偶発的寄生ですが、アメリカではCuterebra属の寄生が報告されています。室内飼育のウサギではほとんどみられず、野外飼育のウサギでみられることが多いです。

症状は会陰部から肌門部で好発し、下痢による湿性皮膚炎に起因した脱毛や皮下の嚢胞性構造がみられ、ときに二次感染がみられる場合もあります。さらに、ウジは催患したウサギに刺激や疼痛を与え、食欲活動性の低下を引き起こします

治療

治療は、汚染した被毛を刈り、可能な限りウジを除去し、消毒を行います。また、イベルメクチンや抗生物質、状態によっては鎮痛剤の投与も必要となります。

ハエウジ症に催患した症例は全身状態がよくないことが多いため、状態に配慮した治療(強制給餌や点滴など)を行い、急速な全身状態の改善が必要となります。

主な鑑別診断

  • 下痢
  • 肥満
  • 脊椎疾患
  • 歯牙疾患など

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